■急性腰痛
@
腰をひねったり、思いものを持ち上げた時などに急に腰の筋肉の収縮(捻挫)が起こって腰痛が出現するものです。
A俗に
ぎっくり腰と呼ばれています。
B安静にしていると痛みは和らぎますが、身体を動かしたときに筋肉が緊張し腰部に強い痛みが生じます。
治療
急性腰痛(ぎっくり腰)においては、腰部の炎症を抑え、痛みを軽減させます。
多くの方が1回の治療で軽快しております。その後も痛みが残るようでありましたら数回続けることで治すことが可能です。
■慢性腰痛
@慢性のものは、
長期にわたる筋肉疲労や筋肉が固まることによる循環障害などの刺激が原因となって出現します。骨ではなく、筋肉の影響が考えられます。
Aぎっくり腰のように強い症状はみられないです。痛みは強くなったり楽になったりを繰り返すことが多いです。
治療
慢性腰痛は筋肉が硬くなっていますので、鍼とお灸によりそのコリをほぐし、循環を改善させます。
個人差や症状の程度も関係しますが、数回の治療で効果(軽快)を実感することが可能だと考えます。
その他
急性・慢性腰痛といっても鈍痛、放散痛、電撃痛などの痛みや、腰を動かしたときの痛みや安静時の痛みなどさまざまです。
また部位的には、
坐骨神経痛といわれる殿部痛、大腿部痛、下肢痛をともなうこともあります。
坐骨神経痛についてはこちらをご覧ください。
鍼灸治療では、他にも
椎間関節性腰痛、変形性脊椎症、脊椎分離・すべり症などにも効果があります。
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